マクドナルドと家庭料理、ミシュランの違いとは?

食というものは4つに分けられる。
脳が喜ぶ。心が喜ぶ。その両方が喜ぶ。そのどちらも喜ばない。
あなたが普段食べているのはどの料理ですか?


こんばんは。フードサルベージストの高田大雅です。

普段お世話になっている方が考えさせられるお話をしていたので引用してご紹介させていただきます。

▼食は4つに分けられる

その方曰く、

脳が喜ぶもの。
心が喜ぶもの。
その両方が喜ぶもの。
そのどちらも喜ばないもの。

に分けられる。
とても納得できる内容だったので詳しく書いてみます。


1.脳が喜ぶもの


科学的に分析された配合・調理法で作られたもの。
冒頭のマクドナルドハンバーガーは最たる例で、商品開発部の方々が日々頭をフル回転させながら、新商品の開発・現商品の改良に研究を重ねています。

マクドナルドに限らず、ある程度の大きさになったチェーン店の本社には商品開発部が作られ、毎週・毎日メニューと格闘しています。

コンビニの商品開発部は毎週新商品を提案しなければならないそう、、大変ですね。

そんな研究された商品・料理は、脳が喜ぶように作られているのです。


2.心が喜ぶもの


食べるとほっとする、安心する味。
いわゆるおふくろの味ですね。
おいしい家庭料理、郷土料理というのはここにあたります。

目分量で作ってるんだけど美味しい。
見た目はとても地味なんだけど、じんわり美味しく体が休まる。

そんな料理の思い出はありませんか?

心のこもった料理は脳が喜ぶというよりも心が、体が反応します。

ちなみに僕の料理はこれだそうです。


3.どちらも喜ぶもの


これが作れるのはごく一部。
分析・研究をして脳が喜ぶ料理が作れたとしても、心が喜ぶ料理は感覚に頼る部分が多く、満たすのは難しい。
逆に心が喜ぶ料理を作れる人は感覚で料理を作っているため、細かい数値・研究は苦手だったりします。

ミシュランの星付レストランは、この両方を満たす料理を提供できるお店なのです。


4.どちらでもないもの


単にカロリーとなるもの。心が喜ぶわけでも、脳が喜ぶわけでもありません。




皆さんの普段の食事はどれにあてはまりますか?

僕は仕事柄夜中に夕飯を取ることも珍しくないのですが、開いているお店も少ないのでうっかりすると1や4に走りがち。


日々の食を見直さないといけませんね(自戒を込めて)。


  *  *  *  *


写真は先日銀座でケータリングをした際のもの。

僕の地元、福岡の郷土料理「がめ煮」です。

あごだし(とびうおのだし)が美味しい煮物。九州以外では「筑前煮」と呼ばれています。

(最初上京してきて筑前煮が何かわからず、わくわくしながら注文したのに出てきたのはがめ煮で、???となった思い出があります)

特徴は具材を炒めてから煮ること。コクのある煮物に仕上がります。


あごだしパックが余ったので、自身の食を見直すために味噌汁を自炊。

味噌は「博多みそ」という、麦味噌を使いました。


具材は

貝割れ大根
紫たまねぎ
博多万能ねぎ
海草ミックス

冷蔵庫の中に眠る余りものをサルベージ。


まだ知られていない料理の組み合わせを紹介したり、地方の隠れた郷土料理をサルベージ(引き上げる)のが僕、フードサルベージストの仕事です。


皆さんも宝探し気分で、新しい組み合わせを楽しんでくださいね。




あー、味噌汁美味しい。

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